日本にオルゴールが紹介されたのは1852年、江戸時代。
オランダ人が、日本に持ち込んだことが始まりといわれます。
そこから日本独自のオルゴールの歴史が始まりました。
鎖国の時代に紹介されたオルゴール
鎖国をしていた日本で取引ができたのは、オランダ人のみだった時代でした。
オルゴールは、1852年江戸の深川で、見世物小屋での演奏が市民の間で流行し、オルゴールが日本で広まるきっかけとなります。
演奏者がいなくても弾ける、小型の手回しオルゴールが紹介されたのではといわれています。
日本人が初めて作ったオルゴール

オランダ人から紹介されたオルゴールは、ヨーロッパの技術をそのまま取り入れることが難しく、日本独自の技術を用いて作られていきます。
小林伝次郎という時計職人が、日本で初めてオルゴールを作ったという記録が残っています。
江戸時代末期のことでした。
枕時計という、オルゴールを組込んだ目覚まし時計を作り、日本初のオルゴールが誕生しました!
日本最初の時計だったともいわれています。
オルゴールの音楽は民謡だったと伝えられています。
今でもその実物は、国立科学博物館博物館に保管されています。
オルゴールの広まり
明治、大正時代にオルゴールは音楽を楽しめるツールとして広まっていきます。
ほとんどがスイス製のオルゴールだったそうです。
その後、昭和初期頃から、日本独自に研究と開発を重ねオルゴールが作られました。
そして、かつてはヨーロッパ中心であったオルゴール産業は、日本へと移り、世界中で販売されるようになりました。
日本のオルゴール発祥の地

日本のオルゴール発祥の地は長野県、下諏訪町(しもすわまち)。
戦後の高度成長期にオルゴールの生産が、美しい信州の大自然の中で本格的にスタートしました。
「東洋のスイス」と評され、世界が認めるオルゴールがこの地で生産されました。
オルゴールは進化し続ける
江戸時代から日本に伝わったオルゴールは、日本の技術などを基にして進化してきました。
1つのオルゴールで無限の曲を奏でることができるまでに進化した【Muro Boxka】は、オルゴールの新しい日本の歴史を刻み続けます。