
オルゴールは大きく分けると、『シリンダーオルゴール』『ディスクオルゴール』の2種類になることをご存知でしょうか?
そのほかのオルゴールとして、『紙巻きオルゴール』『オルガニート』などがあります。
オルゴールの音が鳴る仕組みは、円筒(えんとう)=『シリンダー』に植えられているたくさんのピンが、音階のある「櫛歯」=『コーム』を弾いて、音が鳴る設計です。
この記事では、オルゴールの種類と、音が鳴る仕組みについて解説します。
オルゴールの種類は主に2種類

①シリンダーオルゴール
オルゴールの主力として、製造され続けているシリンダー型オルゴール。
シリンダーオルゴールが、世界で初めてのオルゴールになります。
シリンダー(円筒えんとう)に植え付けられているピン状の突起物で、振動板(櫛歯=コーム)を弾き,音楽を演奏します。
振動板は、ピアノのように「ドレミファソラシド···」と順番には組み込まれていません。
曲により使う音が違うので,曲単位で振動板は変わります。
②ディスクオルゴール
ディスクオルゴールは、1866年にドイツで開発されました。
シリンダー型オルゴールのように、振動板(櫛歯)を弾き,音楽を演奏することは同じ仕組み。
異なるところは、シリンダー(円筒)の替わりに円盤を使います。
円盤(ディスク)に穴をあけ,シリンダーのピンに替わる突起物を作ります。
円盤(ディスク)がぜんまいの力で回転すると、ディスクの裏側の突起がスターホイールと呼ばれている歯車を回転させ、その歯車がコームの歯を弾いて、オルゴールの音色を鳴らします。
プログラムした金属の円盤(ディスク)を交換し、好みの曲を演奏することができるので、かつては工場で大量生産されました。
ディスクオルゴールその後
ディスクオルゴールは、コインを入れて音楽が奏でる仕組みとなり、ジュークボックスになりました。
欧米で、駅の待合室やバー、レストラン、ホテルなど人の集まる場所で人気となりました。
しかし、ディスク型オルゴールは、20世紀に入ると、エジソンが発明した蓄音機が進歩し、短期間で姿を消すことになります。
【オルゴールの種類】その他のオルゴール

オルゴールは、大きく分けるとシリンダーオルゴール、ディスクオルゴールの2種類だということは理解できたでしょうか。
その他のオルゴールとして、『紙巻きオルゴール』などがあります。
紙巻きオルゴール
パンチなどで穴を空けた紙をオルゴールに通すことで、音を鳴らすのが紙巻きオルゴール。
穴の空いた紙の帯、幅4センチほどの紙を差し込むと、回転によって紙が吸い込まれ、通過する穴の位置に合わせて音が出ます。
紙を変えれば、さまざまな曲が演奏できるので、複数のメロディーを楽しむことができます!
専用の穴あけパンチでカードを作れば、自分のオリジナルの音源を作って演奏することもできます。
紙巻きオルゴールは、『オルガニート』とも呼ばれます。
紙巻きオルゴールは、手で回しながら音を奏でるので、速度を一定に保つにはコツがいりますが、あまり難しく考えず、楽しんで演奏するのがオススメです!
シンギングバードと呼ばれるオルゴール
シンギングバードは、実際に鳥が鳴いているように聞こえるオルゴール。
ゼンマイの動力により、フイゴが動き出します。
フイゴとは、簡単な送風装置のことです。
シンギングバードは、フイゴより出た空気が、中に入っている笛を鳴らし、鳥の鳴き声を作ります。
シンギングバードは、まさに精密機械で、希少な高価なオルゴール。
ゼンマイやフイゴなど250以上の部品が入っており、精巧に作れています。
その他のオルゴール
オルゴールの音楽に合わせて、かわいらしい人形が動き踊り出す『オートマタ』
からくり人形のように不思議な存在感があります。
自動式のハンドオルガンも、オルゴールの仲間として扱われます。
オルゴールには、様々な種類や仕組みがあることが分かりますね。
Muro Boxは、全てのオルゴールの良いとこ取り!

「アプリを連動させて、どんな曲でも奏でられるオルゴールを作る」という想いから、開発された現在のオルゴール
MuroBoxは、シリンダーオルゴールです。
プログラミングされたシリンダーは、曲ごとにそのピンの位置を変え、様々な音楽が奏でられるよう発明されました。
ディスクオルゴールは、円盤を変えれば一つの箱からどんな曲でも流すことができます。
そして、オルガニート、紙巻きオルゴールは、紙を取り替えるだけでいろいろな曲が流せます。
つまり、MuroBoxは、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、紙巻きオルゴールのいいとこ取りをしているオルゴールといえるかもしれません。
オルゴールの鉄板でからこそ出せる繊細な音、そして、アプリを使い、自由に作詞作曲をし、無限の曲が流せること。
オルゴールの欲しい所を詰め込んだ、最強のオルゴールがMuro Boxです。