
オルゴールの種類と音が鳴る仕組みとは!?
生の音楽を自動で演奏するオルゴールは、画期的な発明品。
前回のコラムでは、オルゴールがどこから生まれたのか歴史について学びました。
今回は、オルゴールの美しい音色はどのような仕組みで鳴るのか紹介します。
オルゴールの種類と音が鳴る仕組みとは!?
オルゴールは円筒(えんとう)=「シリンダー」に植えられているたくさんのピンが、音階のある「櫛歯」=「コーム」を弾いて音が鳴る仕組みです。
オルゴールの種類は主に2種類
シリンダーオルゴール
オルゴールの中心として、製造され続けているシリンダー型オルゴール。
シリンダー(円筒えんとう)に植え付けられているピン状の突起物で、音階のある振動板(櫛歯=コーム)を弾き,音楽を演奏します。
振動板はピアノのように「ドレミファソラシド・・・」と順番には組み込まれていません。
曲により使う音が違うので,曲単位で振動板は変わります。
振動板には、1本の歯から複数の音階が出せる「ブランク振動板」があります。
振動板の歯の裏側を削ることで、決められた幅の中の音を鳴らすことができます。
ディスクオルゴール
20世紀に入ると、エジソンが発明した蓄音機が進歩し、短期間で姿を消すことになったディスク型オルゴール。
シリンダー型オルゴールのように、振動板(櫛歯)を弾き,音楽を演奏することは同じ仕組み。
異なるところは、シリンダー(円筒)の替わりに円盤を使います。 円盤(ディスク)に穴をあけ,シリンダーのピンに替わる突起物を作ります。
円盤(ディスク)がぜんまいの力で回転すると、ディスクの裏側の突起がスターホイールと呼ばれている歯車を回転させ、その歯車が櫛の歯を弾いてオルゴールの音色を鳴らします。
プログラムした金属の円盤(ディスク)を交換し、好みの曲を演奏することができるので、かつては工場で大量生産されました。
ディスクオルゴールは、コインを入れて音楽が奏でる仕組みとなり、欧米の人々の間で、駅の待合室やバー、レストラン、ホテルなど人の集まる場所で人気となりました。
Muro Boxが実現したオルゴールの特殊な仕組み
「アプリを連動させて、どんな曲でも奏でられるオルゴールを作る。」という想いから、開発された現在のオルゴール
連続音を奏でるために作られた特殊なシリンダーが、振動する櫛歯(コーム)を保護するユニークなメカニズム。
従来のオルゴールは「コーム」部分の構造の性質上、連続音を素早く叩くことができないという弱点がありました。
そのため、どんなメロディーもとてもゆっくりとしたテンポで奏でられていました。
この弱点を克服するため、台湾・日本の有数なオルゴールメーカーの協力のもと、試行錯誤を繰り返しました。
そして、軽快なテンポの曲を再現することができるコーム開発に成功しました。
Muro Boxはオルゴールの新しい音を奏でる
1つのオルゴールで無限の曲を奏でることができるまでに進化した【Muro Box】は、オルゴールの新しい時代を提案しています。